2010年08月15日

担ぎ手は1日にしてならず!

昨日は富岡八幡宮のお祭りに参加してきた。
本祭りではないのに、かなりの数の神輿が出ていて、ほどんどの人は3日連続御神輿を担いでいるそう。3日目にあたる日曜日、子ども神輿に参加させてもらったのだけれど、大人のみなさんとっても元気溌剌。「水掛け祭り」と言われるだけあって、脇からバケツやホースでじゃぼじゃぼ水を掛けられながら、わぁっしょいわぁしょい盛り上げている姿は感心するばかり。この水の量が半端ではなく、消防署のホースも動員されていて滝の様。お財布や携帯もびしょぬれになってしまうので、慣れた人はジップロックに入れるほどの警戒態勢。わたしは水を避けながら便乗することも出来たけれど、せっかくなので「えいやっ!」と積極的に水をかぶった。とっても日射しが強い8月、水をかぶりながら、というのは理にかなっている。子ども神輿は、朝の9時半から13時半まで、大人は午後から22時まで練り歩く。
その光景は「江戸三大祭り」のプライドがかかっていて、実際に神輿を担いでいる人の何割かは東京を離れ、お盆にお祭りのために帰省してくるらしい。息子の同級生も町内会で久しぶりの待望の男の子!ということで地域の方々にとても可愛がられていた。

お祭りの姿も時代とともに変容していく。
お祭りを支えている「担ぎ手は1日にしてならず」。赤ちゃんのときから神輿を担ぐ親の背中を見て(実際お父さんに肩車してもらったり、おんぶされながらお祭りに参加している幼児もいた)、子どものときから御神輿を担いで拍子が体に染込むと、大人になって実家を出ても、今夏になると「神輿をかつがなくちゃ!」となる。
幼稚園の同級生でお祭りの区画外に住むうちの息子たちを快く誘い、ハッピやはちまきなどを用意してくれたのは、同級生のお母さん。仕事場に集まって荷物を置かせてもらい身支度をして、御神輿が終わったら戻ってビールを一杯!しきりのうまさと「お礼なんていらないから!そんなつもりでやっていないから!」という太っ腹さは、母親のわたしまで頼ってしまうほど。「祭り好きの子どもを育てたい!」という地域の人たちの気持ちが伝わってきて、親子ともによい経験となった。
息子も激しく水をかぶりながらも最後まで神輿を担ぎ、お祭りのとりこに。娘は水を掛けられるのは嫌だったようだけれど、「ピッ、ピッ!あっしょい!」と兄よりも拍子がとれていて数年後が楽しみ。
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2009年11月28日

大家さんの意外な健康法

我が家はただ今低迷中。先週末わたしの不調に引き続き、水曜日から夫が風邪でダウン。。。
インフルエンザではなかったものの、ハードワークもあったせいか高熱が続き、治りが遅かった。今日ようやく熱も下がったので、布団を干してシーツや枕カバー、肌着などを大量洗濯。ベランダが狭いので全部干しきれず、晴天なのに洗濯物の半分を乾燥機にかけるため近所のコインランドリーへ。

たくさんの洗濯物を風呂敷に包んで戻って来たところに、アパートの入り口で愛車(赤い自転車)にまたがった大家さんにばったり。大家さんが、「子どもはどうした?」と不思議そうにわたしの大荷物を見ていたので、「洗濯物干しきれないので乾燥機に出して来たんです。主人が風邪を引いてしまって。。。子どもは今一緒に家で待っているんです。」と答える。
すると「旦那に大家が言ってたって伝えておいて。風邪引いているなんて気合いがたりない!って。」わたしが「大家さん、お風邪引かないんですか?」と尋ねると、「オレなんてここ何十年も風邪引いたことないよ。風邪も腹下したこともない!風邪でも引いて寝こんでみたいっての!」「自分の都合で仕事休んだことなんて、ないないっ。血圧の薬だけ、飲まないと頭ぶっ飛んじゃうって言われてるから飲んでるんだけど。」と欠けた前歯をむき出しにしてにっこり笑う大家さん。言葉はきついけれど憎めないのは、この愛嬌のある表情のせかもしれない。「すごいですねぇ。」なんて相づちをうちながら、少し立ち話。

「今の人は、あれかね。食べ物が良くないんだろうな。」「オレは何だって食べるし、あの今流行のアレルギーだって1つもないよ。だって、何だって美味しく食べるんだもの。」「あと、オレはあったかいものしか飲まねぇから。夏だって熱いお茶。酒もビ−ルも飲まない。ずぅーっとお茶!今の人は冷たいの飲むだろ、あれが良くないんだわ」。ですって。大家さんはいつも酔っぱらっているような感じでわたしのなかで勝手にのんべえだと決めていたので、お酒を飲めないことは意外だったけれど、冷たいものを飲まない=健康というのはうなずける話。

大家さんはおそらく65歳くらいだけれど、未だに現役の大工さん。はりのある声、頭の回転の速さ、心が何者にもとらわれていない(媚びていない)感じや、エネルギーに溢れた様子は、わたしより若いのでは!?と思ってしまう。
そういえば、中国や台湾では夏でも冷たいお茶は飲まない。レストランでも氷水なんて出てこないそう。ビールを室温に戻してから飲む、というちょっと美味しくなさそうな話まで聞いたことがある。それほど漢方的に「冷え」は身体に良くないものなのだろう。実はわたしも、息子を妊娠した頃から家では夏でも温かいお茶を飲んでいる。その点は大家さんと意見が合いそう。というか大家さんは初めから人と会話を合わせるつもりもなく、自分の話をしたいだけみたいだけれども(笑)

「あっ、あれあれ、1つだけダメなものがあった。牛乳。あれはさ直通。最近は飲んでないけど、小さい頃から飲んだらすぐにツ〜ッと下から出ちゃうの。たまにいるらいしいんだけど、腸が弱い人は牛乳ダメなんだってね。腸が「悪い」んじゃなくて「弱い」人がね。」とちょっと健康アピール。「でも牛乳も温めてちょっとだけ砂糖入れて飲めば大丈夫。ミルクだったら何杯だっていけちゃうから。」とスプーンでお砂糖入れてカップをごくごく飲むジェスチャーつきで得意げに説明してくれたけれど、「何杯だって」ってそんなに飲まなくても。。。

よく聞くと話のつじつまが合わないところもあるけれど、いつお話ししても面白く新しい発見をさせてくれる大家さん。飲んべえではなくて甘党さんだったのですね。
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2009年08月15日

大家さんの祭り着は「手ぬぐい」と「さらし」

夫が職場から帰ってビールを一杯、というときによく話題になるのが、大家さん。
建築関係の仕事をしている大家さんは、アパートの1階に事務所があるので、外出の帰りなどわたしや子どもたちによく声をかけてくれる。気さくな下町の職人さん。日焼けをして大きなお腹、前歯がかけているその容貌も愛嬌があって、ますます気になる存在。

今日は午前中から、幼稚園のある神社の本祭りに参加してきた。
この町に住み始めて4年目。初めて参加する本祭りも、住居が区外にもかかわらず幼稚園の同級生の町内会に混ぜもらって参加。同級生のお母さんのご好意で息子の子供用の着物を貸して頂き、町内を練り歩く。息子もわっしょいわっしょいのかけ声や太鼓の音に興奮していたよう。

午前中、アパートの前で大家さんにばったりお会いしたので、「お祭り行ってきま〜す!」とあいさつをして出かけた。お祭りの余韻を感じながら帰ってくると、大家さんも調度お気に入りの赤い自転車で帰宅したところ。「神輿担いだか〜?」なんて話しかけてくれながら、「俺も明日、3丁目の神輿担ぐんだよ。」とちょっと得意げに告白。

現役の職人さんでお元気そうだけれど、おそらく67、8歳の大家さんが御神輿を背負う姿を想像しながら話を聞いていると、「ここの祭りは「水掛け(御神輿が回ってくると道脇からバケツやホースで水を掛ける)」だから、オラ〜(おれは)昔からふんどしだけで行くんだ。それならさらし1枚用意して使い終わったら捨てちまえばいいし。どうせ濡れちゃうんだから。」。「あらら、大家さんふんどし一丁なんて大胆だわ」なんて心の中でお返事しながら、「今日も、ふんどしの人結構居ましたよ。」と答える。
大家さんも調子にのってきたのか、「そうそう、ふんどしが一番いいんだよ。今は色々着るものあるだろうけど。あと上はこれ。(事務所のフックにかけていた上着を見せながら)」「これだって、手ぬぐい継いだだけ。特別の作らなくたって、手ぬぐいと型があれば出来るんだよ。ほら、こうやって足らないところは継ぎ足せばいいんだから。人によって継ぎ方が違うから全く同じのは出来ないんだよな。」と見せてくれた、町内会オリジナル手ぬぐいを継いで作った上着がとってもかっこ良かった。オレはここで生まれ育ったんだぞ!という大家さんの下町っ子としての誇りも感じる、使い込んで色あせた上着、今度ぜひ型を教わって作りたいくらい。

「オレのは丈が長め。だってよ。腹が出てるから、ちょっと短いといけねえからよ。長くしてあるんだ。手ぬぐい7枚。それとさらしで充分充分。」とか、「子どもの服くらいなら、どっかでタオル買ってきて真ん中穴あけて袖のところ縫ってやればそれでいいんだよ。来年はもう着れないだから。オレは、あれ、ミッキーが好きだから、よく買ってきて母ちゃんに縫わせてたよ。」などとお茶目なコメントも。

大家さんがミッキー好きだった(知っていた)なんて意外な発見。そして、会話の初めから気になっていた大家さんのふんどし姿、「お腹とお尻は隠してくれるのね。」とホッとしてしまった。

夫が帰ってきたら、御神輿の話の前にまずこの話をしよう。

水掛け祭り.jpg

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2009年08月14日

お稚児さん(おちごさん)

今年は3年に1度地元の神社の本祭り。
息子も神社境内にある幼稚園へ通っているので、稚児行列(ちごぎょうれつ)に参加してきた。

午後3時半に幼稚園へ行って、衣装に着替える。
夏休みに入って久しぶりに顔を合わせた先生が、「Tちゃん、黒くなったね〜。」などと声をかけてくれて嬉しそうだったけれど、ただならぬ雰囲気に緊張顔の息子。足袋を履いて、衣装を着て、帽子をかぶる。表情が和らがない息子に「お内裏様みたいだね。」と話しかけると、やっとニヤリと笑ってくれた。
お友達に白い絵の具を貸してもらって鼻の頭に魔除けの印をつけると、どうやらそれが気に入ってしまったようで、わたしが息子の衣装を直すときに「鼻触ると、白いのとれちゃうから気をつけてね。」と注意されたり、水を飲みたいと言っていたのに、「お水飲んだら白いのとれちゃうかな。」と心配したり、たえず気にかけていた。

写真撮影、お参り、お祓いをして、近くの通りを歩いて解散という流れ。途中で、夫と娘が合流して写真を撮った。

行列をしている最中、帽子がつるつる外れたり、着物が来崩れたりして、ずるずるの行列になってしまったけれど、たくさんの子どもたちの晴れ姿はとても可愛いものだった。

最後に先生方に「バイバイ」をして、家に帰ってビールとジュースで乾杯した。

お稚児さん.jpg
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2009年06月20日

ビールはビン!

先週末は、夫の祖母の三回忌だった。
娘が生まれる一年前に亡くなったおばあさん(息子にとってはひいおばあちゃん)は、大柄で五人の男の子を育てたパワフルな女性。おじいさんが戦争に行っているとき、二人の子どもを連れて東京大空襲の中逃げきったという逞しいエピソードや、「おじいさんは、色男だったんだよ。」なんて自慢してしまうチャーミングな一面も持っていた。

夫は、朝布団を押し入れにしまう時におばあさんのことを思い出すという。小さい頃、押し入れに布団が入りきらないで困っていると、「おまえの入れ方が悪いんだよ。上手に入れれば入るんだから。」とおばあさんに言われたことを、別々に暮らすようになってからもよく思い出していたらしい。法事という場よりも、一日の一コマの中で思い出されるおばあさんの言葉の方が、より親しみがあって追悼の思いが感じられるとも話してくれた。

わたしとおばあさんとの付き合いは、結婚してから亡くなるまでのほんのニ年ちょっとの間だったけれども、とても存在感の強い人だったので、今でもおばあさんの言葉や顔をよく思い出す。

初めて会ったのは、夫と結婚して一人暮らしのおばあさんのお家に挨拶に伺ったとき。着いて早々、「夕飯食べに行く?美味しいところがあるんだよ。」と近所のファミレスに。大家族で暮らしていたから、一人分の料理をするのは逆に難しいそう。「味噌汁もすぐ作りすぎて、食べきれないで捨てることになっちゃうんだよ。」なんて話してくれた。
お店に着くと、まずはビールで乾杯。「美味しいね。やっぱりビールはビンじゃないとね。」と嬉しそう。わたしがお酒を飲めると知って、ますます目を輝かせて、「わたしは、おじいさんが亡くなった六十歳からお酒を飲むようになったんだよ。それまではおじいさんばっかり飲んで、わたしは飲まなかったの。ビールって美味しいよね。」と、ウキウキ少女のようにはしゃいでいたのを覚えている。

わたしの親類にはいないタイプのおばあちゃん。それもそのはず、男の子を五人育てたうえ内孫も男の子ばかり。家業が鉄工所、おじいさんが町内会長をしていて、ご近所付き合いも多かったので、おしゃべり好きだけれど細かいことは気にしない。男ばかりの家族の中で数少ない女子として、しっかり可愛い部分も持ち合わせている。そのバランスが、会う度に魅力的にみえていたので、亡くなった時は「もう、おばあさんとお話しできないんだ。」ととても残念だった。

わたしにとっておばあさんの名言は、「やっぱりビールはビンじゃないとね。」。ビンビールを飲む度に、おばあさんの嬉しそうな顔を思い出してしまう。
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2009年02月04日

二代目のものたち

我が家に、ひな人形がやって来た。
来月は、娘の初節句。ちょっと早いけれど、実家の母が、わたしと妹のものを持ってきてくれたのだ。本当は七段飾りなのだけれど、我が家のスペースを考えて、お内裏様(おだいりさま)とお雛様(おひなさま)だけ。

もともと、実家で小さい頃から毎年飾ってもらっていたので、見慣れたお人形の顔を見て、「お久しぶり」と心の中で挨拶。
七段飾りの最上階に飾られていたお内裏様とお雛様は、下から見ると一番遠い所にあって、よくよく顔を近くで眺めたことはなかったことに気が付いた。ふくよかなほっぺたを見ながら、「こんなお顔していたのね。」と思ってしまった。

息子が悪戯しないか少し心配だったけれども、わたしや母が大事そうに扱っているのを見たからか、触れようとしない。両手を口に当ててはにかみながら、「僕、嬉しい。」とお尻を振っていた。何で照れているのだろう。。。

我が家は、息子と娘のお節句やお宮参りの衣装は、それぞれの実家から借りている。息子のお掛け(お宮参り)、兜は夫のもの。娘のベビードレス、ひな人形はわたしのもの。
新しいものを購入しようか、レンタルにしようか夫と相談したけれど、「せっかくあるものは、大切に使わせてもらおう。」という話にいつもまとまる。今まで大事に保管してくれていて、収納場所がないわたしたちのために、毎回持ち運びしてくれる両家の両親に感謝しながら。

自分たちが使ったものは思い入れがある。例えば、夫からは、「お掛けは、僕と弟が使ったから、息子は三代目だね。」とか、「この兜は、角が長くて気に入っていたんだ。」などといったエピソードも聞けて嬉しい。
わたしも、毎年飾ってもらうひな人形が大好きで、母が晴れた日にひな人形を箱から出しているとワクワクしたのを覚えている。飾りつけが終わると、オルゴールをならして、妹と骨組みの裏側に潜り込んで遊んだり、「わたしは三人官女の右側の人の顔が好き。」などといいながら、お人形の顔や小道具の細部を飽きずに観察していた思い出がある。

息子や娘も、ものごころ付いたときに、兜とひな人形を気に入ってくれると良いな。

おひな様.jpg
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2008年12月25日

小さな発見 獅子柚子とおばあさんの言葉

家族で、日立のひいおばあちゃんのお家へ遊びに行ってきた。
このおばあさんは夫にとって母方の祖母にあたる人で、90歳になった今でも、わたしたちが遊びに行くと、手料理を作ってもてなしてくれる。家のことをよくやっていて、話をしていてもしっかりしている。今回は初ひ孫の息子と遊んだり、初めて会った娘を抱っこしてくれた。
夫は、母方のおばあさんとおばさんが住むこの家が好きで、毎年夏海水浴シーズンに、最低2回は遊びに来て真っ黒になって帰ってくる。実はわたしのことも、夫の両親よりも先に紹介してくれた。だからわたしにとっても、身近な存在な2人。妊娠中や子どもが小さかったりして、マメには通えないのだけれど、たまに行くとのんびりとした生活と温かい人柄に触れて、いつもくつろいでしまう。そして、毎回小さな発見が。

今回はお庭に生っている「獅子柚子(ししゆず)」と、おばあさんの言葉「お語り」。

●獅子柚子
日立のお家は平屋でお庭がある。亡くなったおじいさんが色んな木を植えたそうなのだけれど、おじいさんが亡くなった年から実が生るようになったという「獅子柚子」。とっても大きな柚子で、見た目は美味しそうだけれど、白いふわふわの皮の部分が多くて、食べられないそう。良い香りがするので、お風呂に入れたり、ご近所に配ったりするそう。わたしもこんなに大きくて存在感のある柚子は初めて。
息子のお土産に1つ頂いてきた。息子は自分のものだとおままごとやお店屋さんごっこに使いたがるけれど、これをジャムにしたいと密かに狙っているわたし。勝手にジャムにしたら怒るかな。。。きっと美味しいと思うんだけどな。

cf.
獅子柚子は、重さ1kgにもなる大きな柚子。皮に深いシワがあるので、「獅子」と言われている。奈良時代に中国からと渡来したもの。寒さにも強い。実がつくまでに15年もかかるらしい。

●おばあさんの言葉「お語り」
今回生まれて初めて連れて行った娘とおばあさんは、日の当たる廊下で、2人でほのぼのした時間を過ごしていた。おばあさんにあやしてもらい、ご機嫌でニコニコの娘。赤ちゃんとおばあさんって、なんか素敵なツーショットだな。こちらまで温かい気持ちになった。
帰ってから、お義母さんへ電話をすると、「娘ちゃんのこと色々話していたわよ。大きくて、沢山お語りしていたって。」とお義母さん。「お語り?」と思ったら、「わたしもお語りって初めて聞いたんだけど、赤ちゃんが「あ〜」とか「う〜」とかおしゃべりすることを言うらしいのよ。」とお義母さんが教えてくれた。なるほど。奇麗な言葉だな。と思った。
おばあさんの世代の人ならあたり前に使う言葉が、私にとっては新鮮。確か息子のことも、「この子は固太り(かたぶとり)だね。」と太ももをつまみながら言っていたのを思い出した。小さい子をみるポイントも、きっと世代や住んでいた地域によって違うのかも。
余談だけれど、息子が1歳8ヶ月の時に沖縄に行ったら、頭の大きさを凄く褒められた。「この子は脳みそいっぱいよ〜。将来が楽しみだね〜。」とか、「あたま、大きくて良いさね。」とか。東京ではどちらかと言うと、顔が小さい方に価値を置くような気がしていたので、この違いが面白いと思った。

また、小さな発見をしに年明けに遊びに行きたい。

振り返る.jpg
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2008年10月16日

おばあちゃんのことば袋「お励みください」

2008.9.27

内祝いのお礼の電話を祖母からもらった。世間話をして電話を切る時に、「それでは、元気にお励みください。」と言われた。わたしは、普段なかなか使わない言い回しにドキッとした。
大正生まれの祖母が使う言葉を美しいなと思うことが良くある。意味は通じるけど、使ったことのない言葉。日本語だけど、こんな言い方があったのかとハッとさせられる。きっと祖母の世代のお別れのときの成型文なのだと思うが、祖母が言うとしっくりいく。
わたしの世代だと、「お励みください」よりも「頑張ってね」の方がよく使う。でもわたしはこの「頑張る」という言葉があまり好きではない。相手に追い討ちをかけているようだし、肩に力が入っている感じも好きになれない理由の一つ。本当に頑張っている人に対してなんて使うのをためらってしまう。その割に良く使ってしまうのは、他に良い言葉を知らないからだ。だからといって英語の「Take it easy」の様に「楽に行こうよ。」というのも投げやりな感じがする。
その場に合った言葉をその都度見付けられるようになりたい。それから祖母のように「お励みください」をしっくり言える女性になりたいと思う。
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祖母の誕生日

2008.9.22

今日は母方の祖母の87歳の誕生日。お祝いに電話をしたらとても元気な声で、まだまだ食欲もあり元気!との話。1年前頃から少し痴ほうが始まっているが、わたしの名前と、子どもが2人いることが分かっていたので良かったと思った。
祖母は大正生まれで、働き者だけれど奇麗好きでお洒落な女性。そして白い割烹着がとても似合う。襟元を可愛らしい模様のレースで飾った白い割烹着姿を今でも思い出す。いつだったか、何で白いのを着るのかと尋ねたら、「真っ白なら汚れがすぐ分かるだろ。いつも奇麗なものを着ていたいからね。」と答えてくれた。わたしだったら、汚れの目立たないエプロンを選んでしまうのに。いつ遊びにいっても床はピカピカ。無駄なものは置いていない。年齢を聞くと干支で答える。(絶対にはっきりとは教えてくれない)凛としたこういう生き方が魅力的で、祖母の生き方を感じるその家に用がなくても時々訪れたくなる。
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